ディアパソンは昭和23年に日本でヨーロッパ製のピアノに対抗するため、
当時、天才的技術者と言われた大橋幡岩が、ドイツのベヒシュタインピアノを
モデルにして理想的なピアノをめざして設計、製作されたピアノである。
大橋幡岩は初期のヤマハの技術部長も務め、
日本のピアノを国際的な水準に高めた功労により、
昭和54年に勲六等単光旭日章を授与されている。
ディアパソンは、この大橋幡岩の設計によって、昭和23年(1948年)、
手づくりによる記念すべき第一号が完成し、
以来、今でもグランドピアノの基本設計は
ディアパソン独自のオリジナル設計となっている。
Diapasonの語源は
「いろいろな倍音を含んだハーモニックな中立音」
という意味がある。
基本設計者である、大橋幡岩の思想と技術は受け継がれ
現代においてもディアパソンのピアノは進化を
続けている。